森川麻子

 

ヴィオラ・ダ・ガンバ 奏者

プロフィール
香川県高松市出身。
幼少期よりピアノ、ヴァイオリンを学ぶ。中学生時代、大橋敏成氏にヴィオラ・ダ・ガンバの手ほどきを受ける。桐朋女子高等学校音楽科にてヴァイオリンを徳永二男氏に師事、副科にてヴィオラ・ダ・ガンバを履修。桐朋学園大学音楽学部古楽器科に進み、ヴィオラ・ダ・ガンバ専攻第一期生として、中野哲也氏に師事。
同大学卒業後、オランダのデン・ハーグ王立音楽大学にてヴィーラント·クイケン氏に師事し、ソリスト・ディプロマを得て終了。その後、ドイツ国立ブレーメン芸術大学では、バロック・ヴァイオリンをトーマス・アルバート氏に師事。室内楽、オーケストラにて活動。
1996年にイギリスへ移住。
1986年に結成され、常に精力的に活動を続けるヴィオラ・ダ・ガンバ・コンソート・グループ「FRETWORK」のメンバーとして17年間、古楽および現代音楽の演奏、録音を世界各地で行う。CD「Purcell Fantazias」は、2009年にグラモフォン賞を受賞。「The Linarol Consort」では15世紀〜16世紀の音楽を中心に、ルネサンス様式のヴィオラ・ダ・ガンバを用いて演奏、録音を行う。
2011年より 「Dartington International Summer School」、2014年より「The Easter Early Music Course」、その他アメリカ、オーストラリア、日本など各地の講習会で指導。
2019年に英ケント州に「Folkestone Early Music」を設立し、地方に古楽を広める活動を行う。
2022年春に帰国。東京藝術大学非常勤講師。
今後は日本においても、ヴィオラ・ダ・ガンバの魅力と愉しみを、一層広げていきたいと熱望し、動き始めている。